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コロニーと呼ばれるドーム都市、TA98。そこで平穏に暮らす学生たちの前に突然現れた謎の女性。彼女の存在は若者たちに新鮮な刺激をもたらすのだが…。
この頃からプロになりたいという気持ちが高まってきます。が、今から考えると、「プロ」というものが意味することが何なのか、それがまだよく分かっていなかった気がします。あそこまで「りぼん」につなぎを作ったのなら、そのまま「りぼん」に合わせてくらいつくべきだった。しかし当時の私は「漫画は自己表現の場」だと考えていたのです。だから「自己表現」を買ってくれるのが雑誌だと思っていたところがありました。それはある意味間違っていないけど、ずれている部分もあるのです。「プロ」とはイコール「商売」でもあるのですから。でもそれが分かるようになるには年月が必要でした…。
漫研オフセット誌第2号用に描いた作品。頁数を見れば分かると思いますが、非投稿作品。32頁以上は規定から外れるのです。その分好きなように描いてしまっていますが、経験と考えが浅くて、テーマに説得力がありません。自分でも分かっていたから、その分の自信のなさがオチという形で逃げ道を作ってしまっています。でも絵に関してはこれまでの大量の描き込みの成果が現れだして、自分のオリジナルタッチが出来つつあります。石森章太郎は卒業。ドラマを描く練習にもなったし、そういう意味では習作。
(2001年6月2日記)