「インペリアル・ドリーム」

 

(全71頁)

惑星バースは現在資源開発用のみに利用されている殺風景な惑星だ。親の仕事でバースに住んでいる省吾は、あこがれの女の子、奈津子ちゃんに交際を申し込み、第1期開発時代の遺跡でのデートにこぎつける。ところが遺跡内で道に迷い、「クフ」と名乗る謎の男に遭遇する…。

ETRANGERの活動があやしくなり始めた頃、新しくできたOCTOPUS GARDENという同人誌から作品依頼がくる。スランプの只中だったので迷うが、描いてみることにする。でも話をまとめあげる自信がなかったので、10頁ずつくらいの単位で連載にしてもらえないかと相談したところ、快く承諾してもらえ、初の連載ものとなる。以降、4年の歳月をかけて完結。

この作品では連載にすることで「まとめなければ」というプレッシャーから自分を解放し、かつ大まかな舞台設定と登場人物のキャラのみを決めて、後はキャラたちに好きに動いてもらって結果は成り行き任せにすることにしました。作者にも謎の男の正体も先の展開も分からないのよ~てな感じで。だから完結した時は自分でも驚きました(笑)。クフ王子が意外に動き回ってくれて、彼についていったら結末まで行けた。まあ、あなた、そんな人だったの!?作者の私も知らなかったわ!でございます(笑)。

スランプでも描き続けることの大切さをこの作品は私に教えてくれた気がします。それが「春さきのコスモドリーム」へと続き、スランプからの脱却につながっていきます。
(2001年6月4日記)

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