「いとしきものたちへ」

 

(全10頁)読んでみる
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小学生の息子裕が「お小遣い」を欲しがりだす。それに対し、条件をつけてみたお母さんの仁美だが…。

ネットを初めて間もない頃、漫研OB有志の同人誌に誘われました。10頁以内という制限条件を利用して、「10頁でどこまでドラマが作りこめるか!」に挑戦してみました。さすがに大ゴマは使えませんでしたが、やれば出来るもんだということも分かりました。子育てに追われきっていた私を再び創作の世界へ引き戻してくれた、まさに「ミレニアム記念」と呼びたい作品です。

思えばこんなに素直に日常をドラマ化できたのは初めてな気がします。得意のSF的要素はあえて使いませんでした。エンターテイメントとしての面白さと説得力を持たせるために正面から人間を描くことに徹しました。今更ながら、これがきっと全ての基本に通じることなのだろうと思います。今になって初めて、かつて「りぼん」の編集に言われた「身近なテーマを描く」ことの意味が分かったように思います。
(2001年6月4日記)

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