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キャシーの住む小さな村に、荒野を越えて1人の男がやってきた。キャシーはトニーと名乗るその男に心惹かれていく。だがトニーが来てから村に異変がおこりだす。雨が降らなくなり、気温も異常に上昇。村人はトニーを排斥しようと決起する。トニーのせいだとは思いたくないキャシー。果たしてトニーの正体とは…。
一見歴史ロマン風で実はSF。やはりETRANGER用に描いたもの。これも部分的に絵が雑なのが気になります。気合入ってるのは砂漠とメカだけじゃん~。話もやや観念的。この辺りからスランプの兆候が…。描きたいものと編集の求めるものとのギャップに悩みだした頃。
いつだったか正確には覚えていないんですが、「りぼん」から漫画スクール入賞者対象の漫画教室に呼ばれて参加したことがあります。そこでの1人の男の人の質問が印象に残っています。「大学生向きの大人びた話を描きたい」という男の人に「読者対象は小学生の女の子」と答えた編集。それに対して「大学生主人公のマンガも載っているし、納得できない」みたいに食い下がった男の人。既存の少女漫画の枠を打ち破れみたいな風潮からきた発言だと思うのですが、私もこれまで「読者層」を意識したことがなかったので、考えさせられました。
(2001年6月2日記)